上越新幹線 E4系 Maxとき
皆さん、こんにちは。
コスモエンジニアリングです。
新幹線から望む越後平野や飯豊連峰、粟が岳、守門岳、越後三山、妙高連山、佐渡島
2021年10月01日で定期運行が終了するMaxときのお話です。
筆者が言及するまでもないが、二階建て新幹線はE1系(既に引退)と現E4系で長らく越後と江戸を結んでいた。
来る10月1日、惜しまれつつもその役目を終え、現役に終止符を打つことになるMax号。
去る9月22日、幸運にもMaxとき333号に乗車する機会があった。
普段はデッキ車窓を眺めながら帰路に着くのだが、この日ばかりは二階席からの眺めを堪能したく、山側の空席に着席した。
生憎の空模様、西の空は大半が暗闇であるが、僅かに覗く夕焼けが美しくも儚い情景を描いていた。
途中、雨が激しく車体に降り注ぎ、天までも引退を悲しんでいるかのようであった。
車窓には、次々に見慣れた風景が飛び込んでくる。
雨に濡れた窓ガラスに、遠くに見える景色はかき消されてしまったが。
そんな中、車内では子守で悪戦苦闘している若いお母さんが居た。
一つ前に座っていたのだが、私は幼子二人が気になって仕方ない。
燕三条を超えた辺りだったか、下の子を抱いたお母さんが立ち上がると、子供の顔が私に向く。
アイコンタクトすると、私を見つる目が大きく開く。
指遊びで興味をそそると、その子から笑顔が返ってきた。
この瞬間が私の活力。子供の笑顔は何物にも代えられぬ魅力だ。
子育てをほぼ終えた身だが、幼子の扱いは現役に負ける気がしない。
その後、疲れたお母さんが着席すると同時にギャー泣き(^^)
幼子の鳴き声も好きだ。わが子が泣き疲れるまで抱っこしていたことを思い出した。
大いに泣き、沢山寝て大きくなれ!
これからの未来を背負う幼子二人に幸あれ!
約30分、掛け替えのない時間を過ごした。
感傷に浸るには余りにも短い時間であったが、古き良き時代を振り返り、最後の時(とき)を堪能した。
下車後、その雄姿を目に焼き付けたことは言うまでもない。
残すところ数日、入場券買って観に行こうか。
ありがとうMax333号、ありがとう全てのMax号